[医学部志望の中学生・高校生・浪人生・保護者必見]         医学部受験体験談(再受験)⑤

今回は高校2年生編で「物理or生物どちらを選択すべきか」です。

医学部を目指すにあたって物理を選ぶか生物を選ぶかの

ジレンマを抱えている人は多くいると思います。

自分もとても悩みました。


1年生の時は物理、化学、生物を3つともやっていて

2年生に進級する際、物理か生物を選択する高校でした。

物理は非常に苦手で嫌い、生物は成績は平均的だけど学問として好き

といった感じでした。

先生にも両親にも物理をすすめられました。


理由は「物理を学んでおけば受験できない大学はほとんどないけど、生物だと選択肢が狭まる」でした。

ごもっとも。といった感じです。自分もそれを考えていたから生物を選びたくても選べない状態でした。

ここで、なぜ生物よりも物理をすすめられるのかを解説します。

まず理系といっても大雑把に分類して

理工学、情報、農学、医学・医療など多岐にわたります。

理工学、情報系は仮に受験科目では物理を必須としていなくても

入学後は物理の知識が必要です。

生物の知識が活躍する場面は限られています。

もし、医学部を諦めることになって別の学部に進もうとなった場合、

生物選択だと受験できないもしくは進学後に不利になります。(農学・医療系は除く)


また、一般的には生物よりも物理の方が得点しやすいと言われています。

物理選択者曰く、誘導に従って図を書いていけば、だいたいは答えが出るようです。

私自身としての意見は純粋にその人が頭いいだけかなと思うのですが、

実際、他の人たちもその意見に同意していますし、

生物も物理も選択していた人達は、

物理の方が高得点を取りやすいから入試では物理を使ったと言っていました。


ではなぜ、生物が高得点を取りにくいのか。

決定的な点は、実験結果とグラフから重要なエッセンスを読み取って

文章としてまとめたうえで、それに考察を加えて答える記述問題が

入試では各大問ごとに存在するからです。


これはどんなに問題演習をしても満点を確実にとるのは不可能です。

自分なりに完璧にまとめても出題者が求めているワードが

使用されていないだけで減点されますし、

訳のわからない難しい実験で出題者の意図を短時間で

くみ取ってまとめて記述する行為は非常に高等技術だからです。

これがどんどん積み重なって失点していく構図です。


物理有利、生物不利論は個人差があるのでここまでにして話を戻します。

私は、悩み抜いた末、生物を選択しました。生物にした理由は3つです。


・純粋に学問として好き

・受験では不利だとわかっていても物理よりは高得点を取れると思った

・理工系の道は狭まるけど医学部に関しては、物理を必須としている大学はほとんどなかった


医学部に入ってから知ったのですが、意外と生物選択は多いです。

私の学年だと物理:生物=6:4くらいです。

おそらく他の学年、他の大学でも6:4もしくは7:3くらいだと推測します。

また、入学後は生物の知識がかなり必要とされます。


医学は大きく2つに分けると基礎医学と臨床医学になりますが、

特に基礎医学の生化学、組織学、分子生物学、免疫、生理学で

高校生物の知識が大活躍します。

逆に物理の知識は臨床医学の放射線科でしか活躍しませんでした。

物理選択・生物選択のメリット、デメリットをまとめると


物理のメリット:

・大学受験で受験科目の制限がほとんどない

・医学部を諦めても潰しがきく

・個人差はあるが一般的に生物より高得点が取りやすい

物理のデメリット:

・できない人はとことんできない(私自身)

・医学部入学後は物体の運動と波くらいしか使わない

生物のメリット:

・医学部に入ってからは大部分の知識は使う

生物のデメリット:

・潰しがきかない

・そもそも受験科目で物理必須の大学があるので受験が制限される

・個人差はあるが一般的に物理より高得点が取りにくい


上記のメリット・デメリットを考慮した上で物理か生物を選んでください。

一応、大まかにアドバイスをするなら、

「何年間浪人しても構わないから医学部に行きたいんだ」

という覚悟があって悩んでいる方には生物をおススメします。


医学部しか考えていないなら、

入学後非常に役に立つ生物を選択するべきだからです。

医学部だめだったら理工系に行こうと思っている方には物理をおススメします。

重要な選択なのでしっかり悩んで決断してください。

では、終わりにします。

次回は高校2年生の勉強法についての記事を書きます。