[医学部志望の中学生・高校生・浪人生・保護者必見] 医学部受験体験談(再受験)⑥
今回は高校2年生の勉強法について書いていきます。
・数学の勉強法
・英語の勉強法
医学部を目指すうえで最大の関門が数学です。
受験において英語と数学が非常に大切だと言われますが、
英語よりも数学で点差がつきます。
英語は高得点を取るのが前提であるのに対し、
数学は英語よりも得意としている受験生が少ないのが現状だからです。
英語は高得点でイーブン、失点すると不利、
つまり大きなアドバンテージになることは少ないです。
それに比べて数学は、得意なら大きなアドバンテージになります。
この数学の得意・不得意が決まるのが高校2年生の時の数ⅡBです。
(数ⅠAの二次関数と確率もですが。。。)
数ⅡBができないと数Ⅲは全くできるようになりません。
そこでスムーズに数学の勉強を進めていく方法を書いていきます。
・おススメの参考書:青チャート or Focus Gold
この2つのうち、どちらかをやれば良いです。
推薦する理由は各例題の解法が丁寧に書かれているうえに、
問題の解説も必要十分で、
その問題から学ぶべきエッセンスが分かりやすいからです。
・演習回数:平均3周以上
私は平均して4周解きました。なぜ「平均」といったのかというと、
簡単すぎる問題や手も足も出ない問題は1回しかやっていないからです。
これも前回の記事で述べた取捨選択です。
自分の能力から大きく逸脱している問題は
解く時期がふさわしくないということで捨て問と判断してました。
また、単元ごとにも解く回数に差をつけていましたので、
参考までに数Ⅲにつながる各単元ごとの重要度を分類します。
・数Ⅲにつながる重要度:微分積分>数列・ベクトル>三角関数、指数・対数≧図形と方程式≧奇跡と領域>式と証明・方程式
(※受験する大学によっては、ベクトルの比重が大きい、
式と証明・方程式が出題されやすいなどの特徴があるので
志望校の出題のクセを見抜いてください。)
次は英語です。上述した通り、医学部受験生にとっては、
英語はできて当然とみなされます。
英語ができても少ししか有利に働きませんが、
できないと大きく不利に働きます。
しかし、英語が不得意でも焦る必要はありません。
受験英語にだけ絞って話せば、英単語、英熟語、英文法さえできれば、
長文対策をしなくても高得点を取れるようになるからです。
※留学すると決めている人には参考にならないので読み飛ばしてください。
※あくまで受験英語のみ対象です。
私は高校1年生のころから受験まで英語塾に通っていましたが、
その塾がかなり変わっていて、全く長文読解をやらないのです。
たぶん3年間で一度もやっていません。
しかし、その塾生の80%は医学部、東大、京大、アメリカの大学の
いずれかに進学しています。
20年以上の歴史がある塾ですが創設当初からずっと、
英単語、英熟語、英文法しかやらずにその実績を上げ続けています。
当然、私もその塾の方針に従って3年間、
英語の勉強をやっていたので、長文対策は入試の過去問くらいで
それ以外はほとんどやっていません。
では、なぜ長文対策をしなくても医学部受験をのりこえられたのか。
それはいくら英語といえど、大学入試では範囲がある程度限られてくるからです。
具体的に話すと、受験生レベルを逸脱した単語や熟語には注訳がついていますし、
高校生が対象なので社会的背景の理解が必要な問題は
基本的に出題されない or 出題されても丁寧な注訳、日本語解説、誘導が
ついているからです。
さらに、高度な読解力は国語で求められるものであって、
受験英語では求められてないからです。
つまり、読解力や社会的背景の知識が必要ないので、
単語、熟語、文法さえ拾えれば高得点が可能です。
長文対策に関しては読むスピードが遅く、
英文を読むことに慣れたいという人がやれば良いのです。
私が長文問題を解いたのは、
高3の秋くらいに長文になれることを目的として過去問に取り組んだ時だけです。
長文を解く時間があるなら、単語、熟語、文法を勉強していました。
以下、おススメの本です。
・英単語:単語王 or 鉄壁
これはもはや定番ですね。東大を受験したいなら鉄壁、
旧帝、早慶、医学部を受験したいなら単語王のイメージです。
私は単語王1本で3年間やりました。おそらく10周したと思います。
単語王に乗ってる全ての単語を丸暗記しているレベルになりました。
単語帳は同じものを少なくとも5周以上することを強くおススメします。
周回を重ねていくうちにどんどん単語が定着していくからです。
・英熟語:しいて言うならシステム英熟語
熟語に関しては単語帳ごとに大きな差はないので、
自分が好きなデザインの熟語帳を選んでください。
英熟語はある程度、単語力がついた高校1年夏から高校2年生春を
目安に始めるのがベストです。
熟語帳も少なくとも5周はした方が良いです。
理由は単語と同じです。
・英文法参考書:しいて言うならForest
英文法の参考書に関しては特におススメはありません。
学校で配布されているものを使ってください。
・英文法問題集:頻出英文法、Next Stage
間違えた問題は逐一、参考書で確認して問題を解くスタイルで大丈夫です。
この2冊とも良本なので余裕があれば両方ともやってみると良いかなと思います。
以上、数学と英語の勉強の進め方でした。
高校2年生のうちに得意科目にすると非常に受験で有利です。
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