2020年代には生活に欠かせない最新技術
テレビゲームがオフラインからオンラインになり、ガラケーがいつの間にかスマホになり
テクノロジーの進化の例を挙げたらキリがありません。
2020年は日本国内での5Gサービスも開始し、テクノロジーの転換期になります。
目覚ましい進化を遂げているテクノロジーの一つに「IoT」というものがあります。
「Internet of Things」のことで「モノのインターネット」と直訳されます。
モノのインターネットとは、日常生活を送るうえで使用しているものを
インターネットに接続し、 スマホやタブレット端末などのような
デバイスを使って操作する技術です。
2020年現在、冷蔵庫や掃除機などの家電製品、自動車、バス街なかの設備など
さまざまなモノにIoTが使用されていて、今後はますます身近な存在になっていくでしょう。
ではIoTについて簡潔に分かり易く学んでいきましょう。
★IoTはどう成り立っているのか(仕組み)
IoTを使用したモノには無線通信が搭載されています。
センサーやカメラを通じて得たデータをインターネットを介して
人やモノに知らせます。
センサーの具体例として光センサー、温度センサー、磁気センサー、
加速度センサー、画像センサーなど多様なセンサーがあります。
★IoTによって可能になること
①デバイスを使ってモノを遠隔操作する
あらかじめ洗濯物を洗濯機に入れてさえおけば、
外出先でも自分が帰宅する時間に終わるように洗濯をスタートできます。
②デバイスを通じてモノの状態・状況を把握できる
2020年代は、運転手のいない自動運転化したタクシーやバスが
街なかを走るようになると言われています。
スマホを通じて、タクシーやバスがどこを走っているか、や
タクシーやバスの空き状況を瞬時に把握できます。
③モノ同士で通信する
スマートスピーカー(Google Home, Amazon Echoなど)を照明や冷蔵庫、音響機器に接続することで
音声認識で照明を明るくしたり、エアコンの温度を調整したりすることができます。
★IoT活用例
象印マホービンの電気ポット
別々に暮らしている高齢の親が象印マホービン電気ポットを使用していると仮定します。
その電気ポッドには無線通信が搭載されており、電気ポッドの使用状況が
家族(自分やその子ども)のスマホやタブレット端末などのデバイスに送信されます。
毎朝使用しているはずなのに、ぱったりと2日連続で使用されなかったら、
親に何か起こったかもしれないと知ることができます。
この、電気ポッドの特徴は、水を沸かす+保温する以外に、
「高齢の親の安否の確認、生活リズムの確認ができる」という
これまでにはなかった機能が備わっている点にあります。
~以下、各分野でのIoTの活用事例~
①農業:
気温、湿度、風力、日射量などをセンサーで感知して
水やり・肥料の最適なタイミング・量をビッグデータから算出する。
またビニールハウスなど屋内栽培なら、室内の温度や湿度を調整できる。
②交通:
道路での渋滞情報を発信して、各ドライバーに知らせて、
リアルタイムで最適な道を選んで渋滞を回避できる。
歩行者数の多い道路にセンサーが設置され、走行している車が
30km/h以上の速度を出すと、次の信号が赤信号に変わる。
③製造業:
工場の生産ラインにおいて、今まではヒトの目で見分けていた肥料品を
カメラがビッグデータを活用して不良品を見極めて選別する。
④医療:
ウェアラブル端末を始めとして、デバイスが個人の健康状態をデータ化し、
そのデータを医師が把握して、医師不足地域に住んでいる患者さんの健康状態を管理できる
⑤物流:
Amazonや楽天市場など、ネットショッピングが主流になっており、
物流業界もそれに伴って盛んになってきています。
その中でも、Amazonの倉庫ではインターネットでの注文を受け付けたら、
棚が自動で作業員の場所まで移動するシステムを導入していて
労働者の負担を軽減することができる。
以上に述べた事例だけでも覚えておくと、今後の新しいIoT製品の理解にもつながると思います。
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